平成時代、日本経済や世界経済で起きて来たのは、マネー経済の大暴走によって、日本を初め、米国、ヨーロッパ、中国などでバブル経済が作られ、不動産や株式バブルが崩壊した国では「デフレ」がやってきて国家・自治体は財政危機、経済も「マイナス成長」への転換を余儀なくされてきました。
このために崩壊していったのは、様々な「安全神話」でした。
・不動産の価値は上がり続ける
・大企業、老舗企業はつぶれない
・日本企業では社員の首切り・リストラは行われない
・銀行はつぶれない
など。
獣医師 が知っておきたい3つの節目を公開します。
獣医師 が知っておきたい2020年に起こる3つの節目とは?
このデフレ経済でありとあらゆる業界がマイナス成長へと転換する中、唯一、好景気・成長を続けてきたのがこの「ペット市場」(ペットフード業界、獣医師など)です。
しかし、プラス成長からマイナス成長への転換はすでに始まっています。いよいよこのペット市場が初めて「不況」というものを経験することになるのです。
2020年は日本経済にとっても大転換の年となる《経済の動きは、動物病院を取り巻く経営環境の変化でもあります。》
ここでは2020年にやってくる、3つの節目について整理してみたいと思います。
1つ目の節目は経済状況
まず1つ目の節目は、経済状況です。日本ではバブル崩壊の30年目に当たる年、2020年に東京で2回目のオリンピックが開かれます。
また、2025年には大阪万博の開催も決定しています。
この2大イベントで、デフレを脱却して日本経済は再び蘇るかと言えば、
答えは、「NO」です。
ギリシャがアテネオリンピック後に国家財政危機状態に転落してしまったようにオリンピック後には景気の「反動」が待っています。
地価や株価、企業業績など東京オリンピック開催までとその後とではまるで違った状態になってしまうと言われています。
2つ目の節目は高齢化
2つ目の節目は、高齢化です。
日本で最大の人口数を抱える「団塊世代」が2017年から完全リタイアしていくことで、日本は本格的な高齢時代に突入しました。
平均寿命は毎年伸びていますが大事なのは、「健康寿命」だと言われています。
健康寿命とは元気で活動できる年齢のことですが、現在は70歳。この健康寿命をどう伸ばすかがこれからの課題になっていきます。
リタイア後の生活を楽しくするのは、この健康寿命次第です。
3つ目の節目は世代交代
そして3つ目の節目は、世代交代です。
国は年金制度維持のために定年を65歳から70歳へと延長しようとしていますが、リタイア人口がこれから増えて行くという大きな流れは変わりません。
この中で起きる変化は、世代交代です。
2020年代は、今の50代、40代が世の中の様々な場面でも主導権を握っていくことになります。
これら3つの節目は、日本の経済、社会における大転換ですが動物病院の経営にとっても、これは決して「対岸の火事」ではありません。
これから動物病院を 経営 する獣医師へ 動物病院の 経営 〜高齢犬の減少がポイント〜
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