経営不振 の新設開業動物病院を廃業して事業承継?

経営不振 の新設開業動物病院を廃業??

①経営失敗からの「リセット&再出発」で業界初の事例となった承継院長にインタビューができました。

これは、

大都市圏では過当競争のために売上不振の動物病院が出てきていること、

新設開業スタートでもこの事業承継の仕組みを使えばやり直せること、

繁盛動物病院を引き継いだことでの売上が見込めることから金融機関が融資を決定したこと

などを証明する、前例のない事例となりました。

動物病院の経営は赤字続きだった

Q:  先生の動物病院は業績不振のため、そのまま放っておくと、続かなくなる可能性がありました。

新院長:  売上よりも経費負担が多く、経営は赤字状態でしたので、なんとかしたいと知人に相談したところ、この事業承継を知りました。私は切羽詰まった状態でしたので、承継できるところがあればどこに行ってもいいと思っていました。

Q:  赤字経営のため、時間的余裕はありませんでした。

新院長:  今から考えると、もう少し早く事業承継の相談をしておくべきだったと思います。

Q:   これもご縁だと思いますが、「承継候補がいなければ廃業」という決断をされた70代の院長からの依頼がありましたので、うまくつなぐことができたと思います。

この絶妙のタイミングで承継案件が出て来たのは、新院長が幸運を引き寄せる力を持っているからだと思います。

新規開業病院の「廃業」にはどれくらいの費用がかかったのでしょうか。

新院長:  テナントでしたので、廃業費用(設備撤去費用)は300万円くらい。器械類を40万円で引き取ってくれたので、差し引き、260万円でした。やめるのも大変です。

動物病院の 廃業 |東京の廃業数・費用は?

新規開業と承継開業の動物病院の違いはどこにある?

Q:  事業承継で新院長になられましたが、新規開業病院との違いはどんな点ですか。

新院長:  やはり収入面です。以前と比べて、精神的に楽です。また、薬代の支払額が前の病院と比べて「5倍」にもなっているので、正直、驚いています。

Q:  薬代は売上の25%が平均ですので、承継病院の売上がみると、異常値ではありません。

新院長:  薬代が出て行くのはそれだけ売上がある証しだということですね。

Q:  そうです。承継病院には重症の高齢犬が多く来院されるので、薬が多く出て行きます。ヒトの病院と同じです。これも承継病院の1つの特徴点です。

承継後の「客単価」についてはどうでしょうか。

新院長:  圧倒的に高いです。

Q:  単価が高いことはその病院の財産ですので、下げないことをお勧めしています。

また繁盛病院はどこでも求人難で困っているのですが、先生の病院はどうですか。

新院長:  新規の看護師がすぐにみつかりました。無料の求人サイトで募集をかけたら、かなりの数の応募があったので、その中から経験者を採用しました。

 

Q:  この求人難のなかで、無料の求人サイトで採用できたのも、なかなかあり得ないことです。

新院長:  承継で病院を引き継いで、人材の募集をかけたら「来る」ことがわかったこともこの承継で再出発してよかった点です。

 

経営不振の新設開業動物病院を廃業して事業承継で再出発はこうして実現した

地方都市 匿名院長

動物病院の 廃業 の選択・そんな方に事業承継のススメ

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