動物病院の 倒産 はなぜ起きるのか?
動物病院は、獣医師として生涯資格を有していること、飼い主がペットを家族同様に意識するようになったことで、他業界が不況・デフレで経営不振が深刻化する中でも繁栄を続けることができてきました。
しかし、「これは過去形になった」ことはこのネット「サクセッション」の中でも数多く記事にしてきました。
それでも、
「動物病院は売り上げが落ちても経営を続けていけれる職業だと言えます」(承継開業コンサルタント・西川芳彦氏)
なぜ売り上げが落ちても、動物病院を経営し続けていくことができるのでしょうか。
「それは、借金返済が終わっている動物病院に限られることです。
どうしても支払わなければならない固定費(経費)の支払いが借金がないから少なくて済むからです。
65歳を過ぎると年金も出るので、「年金プラスαの年収」で院長を続けていくことができます」(西川氏)。
では、なぜ動物病院の経営不振が起きるのでしょうか。
一般企業で言えば、いくら借金があったとしても、倒産することはありませんが、
運転資金(各種の支払い・給与)が滞ってしまえば、途端に倒産にいたります。
「動物病院では開業資金の返済や家賃・テナント代金、薬代などの毎月出ていく金が売り上げで賄えなくなってくると経営不振に陥ってしまいます」(西川氏)。
売り上げが少なくても経営を続ける方法
整理すると、
動物病院の場合、売り上げが低くなっても経営が続けられるのは、
1、開業資金や器械購入費などの借金が返済し終わっていること
2、病院建物や自宅の借金も返済し終わっていること
3、家族経営などで人件費などが抑えられること
の3つの条件を満たす必要があるということになります。
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