2020年に動物病院を承継開業した新院長にインタビュー
新規開業と承継開業の違いについて考える
Q: 動物病院の承継開業においては「自分が希望する地域で承継先候補が見つかるとは限らない」ことが新規開業とは違う点です。
そのため、開業場所の選択肢を多く持っていることが承継開業の可能性を高めることになると言えます。
杉浦先生はこの点について「どこでもいい」との希望でしたが、そう考えられた理由は何だったのでしょうか。
杉浦院長: 私は神奈川出身で、勤務していた動物病院も神奈川でしたので、小田原で承継病院が見つかって良かったと思っています。
しかし、たまたまマッチングした病院が小田原だったのですが、承継先の病院は全国どこでもいいというスタンスでした。
私が承継先動物病院の選択で条件としたのは、「住む場所」よりも「その動物病院がずっと継続できるかどうか」、「のびしろがあるかどうか」でした。場所はどこでも良かったが、それでどんな病院でも良かったわけではありません。
インタビュー動画もあります
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Q: 杉浦先生のプロフィールを拝見しますと、最初の勤務先で四国・香川県に行かれています。
勤務先も首都圏や大都市に集中する傾向が強まっている中で、なぜ香川県を選択されたのでしょうか。
杉浦院長: 大学で眼科の研究をしていたので、眼科の専門医を目指していました。そこで当初は眼科専門医になることを目標としていましたが、東京の眼科に強い動物病院から「3年は一般診療の病院を回って来なさい」と言われ紹介されたのが香川県の動物病院でした。
研修医時代は場所へのこだわりはありませんでした。自分が開業して成功するために必要なスキルを学べるかを基準に動物病院を選びました。
その香川から転職して横浜の動物病院に勤務し、そこから承継で小田原で開業と、勤務した場所を変えてきました。これも「ご縁」があってのことだと思っています。
Q: 学生や勤務医時代において勤務する場所を「ご縁」で選択されてきたことが、承継先病院の選択でも「全国どこでもいい」と選択肢を広げることにつながったのではないかと思います。ありがとうございました。
【2020年、承継開業・新院長インタビュー】
私が承継先候補の選択で「どこでもいい」と思えた理由
おだわら動物病院 杉浦雄一院長
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