【獣医師の声】動物病院の承継開業で 大病院 からスタート

【実際の獣医師の声】動物病院の承継開業で 大病院 からスタート

 

承継開業でいきなり大病院からスタート!実力を試したいのなら、大病院承継が面白い

最初から 大病院 を承継したいと考えたわけではありません。承継開業コンサルを依頼したメディカルプラザの西川さんからまず紹介されたのは、首都圏にある小さな病院でした。

しかし、その病院とはご縁がありませんでした。その後、私の出身地の近くで承継者を探している病院があると聞き、「まずは病院を見てみたい」と思って、院長先生に会いに行ったところその病院を引き継ぐことになってしまいました。

動物病院(大病院)の承継開業後の売り上げは……

周辺の動物病院と比べた時に「客単価が非常に低い」ことが承継前にわかっていましたので、自分が引き継いだ後には客単価をその地域の病院並みに引き上げるだけで売り上げが伸びることが予想できていました。

いざ承継してみて予想外だったのは、外来患者の増加です。特に新患がものすごく増えています。

私が承継した年では、月に50件程度でしたが、2年目、3年目となると、月100件を越えるペースになっています。

なぜ新患がこれだけ増えているのか。

その理由として考えられるのはホームページやNTTタウンページ広告など、宣伝を変えたからだと考えています。

動物病院(大病院)を承継開業したメリットは何か?

動物病院の小病院と大病院の院長にどんな違いがあるのかと言えば、

「他者(勤務医)に仕事を任せられるかどうか」です。

独り親方の病院院長は決まって私にこう言います。

「これだけの大病院をよくやっていけますね」

「なぜですか」と私が聞くと、

「他の先生が自分とは違うことをすると腹が立つし、自分がその責任もとらないといけなくなる。だから、任せられない」と言う。

私は、逆に任せてしまう。「できなかったら呼んで」と言って、手術も任せてしまいます。

動物病院の大きさによる違いは2つ

また動物病院の小病院と大病院の違いがどこにあるのかですが、

1:休み

まずは、「休み」です。

勤務医が4人、スタッフが25人と人数が多いので、助け合うことができます。勤務医も、スタッフも、しっかりと休みをとるようにしていますので、院長の私も休みを取りやすくなっています。

2:スキル

次に、「スキル面」です。

簡単な手術はどんどん勤務医にやってもらいます。大きな手術は私がやるようにして、その後はその方法を他の勤務医にも教えるようにしています。

こうすることで、院長の私はさらにレベルアップが目指せるようになります。

3:売り上げ

最後に最も違うのが「売り上げ」です。私が承継した時のこの動物病院の売り上げは2億円でした。

これからは新規開業でこれまでの規模にまでいくのは相当難しいでしょうが、私は承継開業でしたので、この2億円の売り上げがあるところからのスタートとなりました。

以上のことから勤務医先生に提案するとすれば「実力がある人ほど、大きい動物病院を引き継ぐ方が面白い」と思います。

獣医師の実際の声は他にもありますのであわせてお読みください。

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