動物病院の 承継開業 の口コミ

動物病院の 承継開業 は「今ある動物病院を若い勤務医に譲ることで、院長はハッピーリタイア、勤務医は新院長としてハッピースタートになる仕組み」と言えるでしょう。

そこで、承継でリタイアされた元院長に動物病院を譲ろうと決意した本当の理由からリタイア後の生活などについてお伺いしました。

動物病院の 承継開業 の口コミ

命懸けなれなくなってきた|リタイアの本当の動機とは?

「まだまだ元気なのになぜやめたんだ」と仲間からは聞かれるのですが、

正直に話しますと、これまではこの子の命を救うのに、自分も命懸けで仕事をしてきました。

それが、「命懸けになれなくなってきた」のです。

このまま続けていてはダメだ。いい仕事はできない。

ここで踏ん張らないといけないところで、疲れていて、「もういいや」となりそうになる。

 

これが、リタイアを決心した本当の動機です。

 

ここで検査しようとか、手術がしたければ、

どんなに大変だろうが、もう一度飼い主さんの笑顔がみたいと思って、寝ないでもやっていました。

 

その生活が25年、30年と続いて来て、「面倒くさいな」と思うようになった。

こんな気持ちで仕事をしているのは動物たちに申し訳が無い。

こういう人間がこのまま臨床を続けていてはいけないと思ったのが、正直な思いですね。

だから、院長時代には未練はないです。

今も週に2日間はしっかりと仕事をしていますから。

2日間だけなので、スキルが落ちると思ったら、

この2日間の忙しいこと。

もっと上手になっているかもしれません。

 

新院長を決める時にこだわったのは、この「平岩動物病院」の看板を背負ってもらう以上は、それなりのスキルは持っていてもらわないと困る。

患者さんはスキルを求めてこの病院に来ているのだから、その期待を裏切らないでやってくれる先生でないと困るという、それだけですね。

 

ご子息に動物病院を引き継がせなかった理由とは?

実は、息子にも、代診の先生にもこの動物病院を引き継がせようと思ったらできたからもしれませんが、それをやらなかったのは、こんな話を聞いていたからです。

「息子とか親戚とかにはタダでやらないといけないが、他者なら売れる」と。

この言葉がずっと私の頭の中にあったからでしょう。

 

「命懸けで頑張れなくなった」ことが本当のリタイア動機

千葉いすみ市 平岩動物病院 平岩厚志元院長

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