動物病院の 事業承継 の実際の声・口コミ

動物病院の 事業承継 の口コミ

このネット情報サイト・サクセッションで度々取り上げている「 事業承継 」。

その特徴点は、

 1、繁盛している動物病院を引き継ぐこと。

 2、引き継いだ勤務医は元院長の作った売り上げがあるところから事業をスタートできること。

 3、引退する院長は、自分がやりたいその後の人生設計に基づいてハッピースタートができること。

 4、病院建物や器械は古くても、本当に価値があるのはカルテとスタッフであることから承継者が見つかること。

 5、子供や勤務医ではなく、第三者が借金を背負って譲り受けることがハングリー精神に繋がり、さらにその動物病院を繁盛させること

などが考えられますが、この話を聞いた院長や勤務医からは、

「繁盛病院を売るはずがない」とか、

「こんなうまい話は今時あるはずがない」とか、

「何か騙そうとしているのでは?」

との意見が出てくると言われます。そこで、最近この事業承継でリタイアされた元院長に実名でこの点について語っていただいた。

動物病院の第三者事業承継はどのように知りましたか?

Q: この第三者への事業承継はどのような形で知ったのでしょうか。

山口: 承継開業コンサルタント西川さんの会社、メディカルプラザから送られて来る雑誌で「事業承継で引退という方法もある」ことを知りましたが、「こんなうまい話があるのかな」とか、「こんな成功事例は一部だよね」と思っていました。

獣医師免許は一生涯使える資格なので、働けるところまで働いて廃業して辞めるのが普通で、年齢に応じて働き方を変えながら細々と仕事を続けるつもりでしたが、

元気なうちに北海道に行きたいとの思いが強くなったので、「話だけ でも聞いてみよう」と思いました。

西川さんと直接お会いして相談すると、「東京ですから絶対に売れますね。半年から1年以内に候補者が見つかる可能性が高く、うまくいけば、年商以上の金額で承継できる」

と言われましたが、「そんなわけがない」「テナントだし、 カルテなどの形のないものを買う人などいない」と思ってしまいました。

相談してから半年間は半信半疑でしたが、このままだと何時まで経っても北海道に 行けなくなってしまうと思い、再度お話も伺い、契約に踏み切りました。

すると、1週間もしないうちに候補者がいますとの連絡を頂いて、すぐに直接お会いして、とんとん拍子で事業承継が決まってしまいました。

私の病院譲渡と引退は、わずか5ヶ月で決まりました。雑誌に書かれていたことは本当だったのですね。

事業承継のマッチングとは?

Q: この事業承継で感じたことはどんなことだったのでしょうか。

山口: 私が1番驚いたのは、マッチングです。 何人かの候補者リストがあって、その中から私が選択できるものだと思っていたら、一本釣りのように、「この人です」という形で紹介が来る。

「えっ、選べないの?」と思いましたが、

最初の面接で私の思い通りの人が来て、フィーリングが合ったので一発で決まってしまいました。

西川さんから

「承継者が決まる時はたいてい1回の面接で決まります。次の病院が見たいと言う人は結果的に承継できなくなっていきます」

と聞いた時も、

「そんなわけないでしょう」と思っていましたが、本当に西川さんのおっしゃる通りでした。

承継者は何千万円という買物をたった1回、院長と遭っただけで決める。

私もその瞬間に 20 年間頑張って築き上げた病院を譲って、大事な患者さんを任せようと思えた。

この2人の出会いは、まさに「ご縁」としか表現しようがないものでした。

事業承継のタイミングに驚いた 

そして、もう1つ驚いたのは、タイミングです。私は東京と北海道を行き来しているうちに、

帰りの飛行機から東京のネオン を見ると憂鬱になることに気付いたので、1日も早く承継者を決めたかった。

一方、新院長となる上野先生は、当初新規開業を考えていたが、知人から「新規より承継の方がいいよ」という話を聞く機会があって、西川さんに承継開業を依頼。

希望地は東京でしたが、「都内はなかなか難しい」と言われて、

範囲を 関東圏に拡大していたが、やはり東京がいいというので希望を変えたところに、 私の病院の案件が出て来たと聞いています。

こうしてすぐにでも譲りたい私と絶対に東京で開業したい上野先生とのベス トマッチングができたというのは、不思議としか言いようがありません。

【獣医師の声】動物病院の 承継開業 のからくりとは? 【獣医師の声】事業承継で動物病院を増やすには?

 

「こんなうまい話があるのか」と最初は半信半疑でした

上池台動物病院 山口奈那元院長

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