承継で東京の動物病院を譲渡し移住して新規 開業

承継で東京の動物病院を譲渡し移住して新規 開業 した獣医師へインタビュー

開業 の獣医師になる前に考えていたこと

私は東京生まれですが、小中高校生の頃から都市のビルや人の中にいるよりも、自然の中に居ることの方が好きでした。

休みの時は新宿や渋谷に出かけるよりも、郊外に行って自然を楽しむ。

 

自分がなぜこんなに自然が好きになったのだろうかと思い返してみますと、母親の影響です。

自然が大好きな人なので、よく海や山に連れて行ってくれました。

私は大人になってからも気持ちはそのままで、いつかは自然の中で暮らしてみたいと考えるようになっていました。

東京高円寺の動物病院から高尾山や神奈川の丹沢山地がみえなくはないのですが、やはり近くに行った方がいいと思って、週末には自然を求めて地方に出ていました。

山梨笛吹のこの場との出会いもなんだか不思議で、車で東京からやってきて、たまたまある橋の上で車を止めた。

外に出て眺めた光景は、素晴らしい大自然の360度パノラマでした。

ちょうどその時に「売り物件」という看板が目に飛び込んできて、「よし、ここに住もう」と思ったのがきっかけになりました。

セカンドハウスと移住について

こうしてセカンドハウスをここに持ってから、仕事を終えれば夜に車で中央道を走ってこちらに来て泊って翌日には帰るという生活を繰り返していましたが、ある時、「いっそのこと、ここに住んでしまおうか」という気持ちになりました。

セカンドハウスがある山梨に移住しようと思うと、高円寺の動物病院をどうするかを考えなければならない。

そこで、第三者事業承継で東京の動物病院を譲れば、自分は山梨に来て田舎暮らしを始められるのではないか

と思い、コンサル会社に承継者探しをお願いしました。

上の写真は新規開業した動物病院の外観

事業承継でよかったと思うポイント

そもそもはこの動物病院を獣医師先生に譲ろうとは思っていませんでした。

動物病院は中央線の高円寺駅から徒歩1分の商店街の中という好立地にありますから、他の業種にこの建物を貸すこともできます。

しかし、承継コンサルの先生とお会いして、「事業承継すれば、カルテや設備も有効に使ってもらえる」という話を聞いて、若い獣医師さんにここを譲ろうと考えるようになりました。

たいていの獣医師先生と同じように、「仕事をやり終えてから、終の棲家をどこかに探して田舎に移り住めばいいか」とも考えましたが、それではこの動物病院は廃業することになってしまいます。

それでは残念だなと思ったので、事業承継をお願いしてよかったと思います。

第三者事業承継 を経験した獣医師が考えること

 

その後、この山梨県笛吹で 新規開業 し、この事業承継によって、病院を譲ってリタイアするのではなく、地方に移住して生涯現役で院長を続ける選択ができました。

 

承継で東京の動物病院を譲渡し、私は地方に移住して新規開業しました

笛吹どうぶつクリニック 伊藤宗徳院長(山梨県笛吹市)

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