動物病院の 廃業 |東京の廃業数・費用は?

動物病院の 廃業 |東京の動物病院の廃業数・その費用は?

年齢70歳を「定年」と考えておられる院長は沢山おられます。

そしてその年齢になれば、これまで経営してきた動物病院を廃業してしまう院長が沢山おられます。

その廃業してしまう動物病院が占める割合は、どの程度だと思われますか。

東京都の場合ですが、実に8割近くにものぼります。

2005年〜2014年までの動物病院の廃業数の合計は297件

東京都の調査によれば、2005年から2014年までの廃業数の合計は「297件」です。

一方、開設者変更(開設届)、いわゆる承継開業した数は「91件」です。

この両方を足した数字が、院長がこの期間に引退した数になりますが廃業の割合をみると、76.54%になります。

この%だけでも驚くべき数字ですが、

東京都の調査方法は、死亡、雇われ院長の退職は別にカウントしており、この統計を取り始めた2008年から2014までで「111件」に及びます。

この数を廃業数に含めると「408件」となり、その割合は81.7%となります。

これは、2016年の調査結果ですが、2017年から団塊世代が70歳を超えて引退時期に入っていますから、動物病院が院長の高齢化リタイアでそのまま廃業してしまう割合は今後ますます高まっていくことになりそうです。

動物病院を 廃業 するのにかかる費用は?撤去費用について

また、動物病院の廃業には費用がかかります。

東京や神奈川などの大都市ではテナントで開業している動物病院が多くありますが、テナントの動物病院で廃業する場合は賃貸の部屋と同様に、現状復帰して家主に返さなければなりません。

機材等の撤去費用でどれくらいかかるのでしょうか。

「300万円から500万円が相場」とのこと。

新規で開業するのも大変な時代ですが、廃業もこれだけの資金余裕をもっていなければできないということです。

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