獣医師に 転職 は当たり前だが、注意すべき点あり

獣医師に 転職 は当たり前だが、注意すべき点あり

サラリーマンの転職は、一昔前は、終身雇用制度があることで一度入った会社を辞めることはマイナスイメージとして捉えられてきました。しかし、外資系企業の参入やヘッドハンティングのような転職市場ができることによって、

転職のイメージは一変してきています。

「獣医師の場合、転職は当たり前の業界と言えるでしょう。

その動物病院に居続けても、そこで自分のスキルが伸ばせないとわかると、転職していく。

特に開業志望の獣医師は自分の人生のゴールがはっきりしていますから、転職については、むしろ積極的に行動します」(承継開業コンサルタント・西川芳彦氏)。

最近、承継開業した新院長も、次のように話ししています。

「まずは3年は1つの動物病院に居ないとダメだと言われるが、そんなことはない。

これ以上、スキルが伸びないとわかったら、すぐに次を探して行動した方がいい。

私は最初の年で2件、転職し、ようやく3件目で自分が理想とする動物病院に勤務できた。

この動物病院と御縁していなければどうなっていたのか、わからない」。

獣医師は、臨床医を辞めても公務員や企業研究職へと転職できます。

他の士業と比較しても、かなり「潰しが効く」国家資格であると言えます。

「臨床から他の職に転職するケースでは特に心配はないのですが、転職で臨床医を続けるケースでは、留意すべき点があります。

それは、動物病院には退職金や企業年金が一般企業と比べて少ないということです。

若いうちならいいのですが、お金の問題が出てくるのは50代を過ぎてから。

子供に教育費などがかかるようになり、自分の老後不安も出てきます。

スキルアップのための転職は考えても、自分の50歳過ぎての生涯設計については考えない。

20年後、30年後の自分を意識した上で、転職などの行動をしていくことがこれからますます大事になってきます。

私は、勤務医には自分の老後までのことを考えて行動してほしいと思い、新規開業はリスクが大きいので新規開業支援は今は全くしておりません。

承継開業コンサルタントに転身して、事業承継による開業をお勧めしています」(西川氏)。

【小動物臨床】獣医師の転職について

2020年、東京オリンピック後には不況がやってくる。

内需やインバウンドでの景気のお祭り騒ぎが終わった反動で、とんでもない不況がやってくると見られています。

その不況に備えて、すでに企業はとんでもない人事政策を発表しました。「黒字リストラ」です。

これまでリストラと言えば、赤字経営企業がなんとか生き残るために社員のクビ切りをすることでしたが、来たる不況に備えて黒字の経営状態がいい時に社員のクビ切りをやろうというのです。

日経新聞によると、黒字リストラを発表している企業には、製薬会社も含まれています。

獣医師の転職先でもあるので、獣医師の転職に影響がないとは言えません。

しかし、臨床系で勤務医を続けている獣医師にも、別の理由からこの黒字リストラには注意すべしと、

承継開業コンサルタントの西川芳彦氏は警告を発しています。

「獣医師の場合は、45歳以上になった時がこの黒字リストラに遭うリスクが高くなると言えるでしょう。

それは、最先端の獣医療技術についていくことができなくなるからです。

病院が忙しいから自分は大丈夫と思っていたら、この黒字リストラでクビ切りされるかもしれません。

大学出たての若い獣医師の方が最新獣医療の知識も技術もあるとなれば、院長は古株を切って新人を雇いたくなります。

毎月、多くの勤務医とお会いしますが、この黒字リストラに対する危機感は全く持たれていないようです」。

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